バナプリ

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのバナプリのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

良くも悪くもアメリカの映画


まず良いところ

怪獣たちの迫力や造形、表情が素晴らしい

キングギドラの神秘性もモスラの愛らしさも全部伝わる

何がすごいって、どの怪獣も全て最高のクオリティで魅せて貰えるところ

この映像美だけでも人に勧められる

この映像だけなら5/5評価をつけたいレベル


次に苦手だったところ

ストーリーの部分部分が本当に解釈違い

まず、ゴジラ映画で核爆弾を肯定しちゃだめでしょう

第一作目をリスペクトしているのは端々から伝わるのだけど、一番根本の部分を映像(あるいは芹沢博士の勇退オマージュ)のために犠牲にしてた

芹沢博士やエマの怪獣への信頼感はどこから来てるんだろう

今までのゴジラ映画の中でも怪獣抹殺否定派はいたんだけれど、それでも映画の最後には「人の命>ゴジラ」っていう図式が出来上がってた(この図式を作るまでの葛藤が見所だったりした)

その図式無視しちゃうとただのご都合主義になりかねない

ゴジラが人間の味方っていうセリフもうーーーん、、、ってなっちゃった

今作のゴジラはキングギドラの敵だけど、人の味方では無いんじゃない…?


ちょっと悪く書きすぎてしまった感はあるけど、細かなツッコミ所が多い作品だった

それをある程度まではカバーする映像美は重ねて言うが素晴らしいので、一度観てみても損は無いと思われる
バナプリ

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