NuSuke

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのNuSukeのレビュー・感想・評価

5.0
昭和ゴジラシリーズばりの怪獣プロレスと平成ゴジラシリーズばりの人間サイドの兵力をハリウッドの映像技術で料理をした結果、怪獣映画の神話が誕生してしまった。
もう最高でした。
上映中、興奮の連続で叫びたいのを必死に堪えてたからすごい悶えてた笑

この映画の何が最高かって言うと、やはり日本のゴジラへの最大級のリスペクトが最高に丁寧になされている事だろう。
渡辺謙扮する芹沢博士の扱いやゴジラとの関係性であったり、オキシジェンデストロイヤーであったり、各怪獣達の立ち回り方や彼ら自身の役割、そして何と言ってもBGMだろう。
ゴジラが芹沢博士の犠牲の後に海から現れるシーンのBGMがゴジラのあのテーマが流れた時にゃ、興奮振り切って涙が出た。
そして、もう一点個人的に最高だなと感じたのは、ギャレゴジのゴジラは人間の味方という新しいアプローチを継承しつつ、更にそのアプローチを昇華させた事である。
「ゴジラ対ヘドラ」や「ゴジラ FINAL WARS」では人間がゴジラ以上にヤバい相手である怪獣達を倒す為にゴジラを"利用"しており、本作の前半も同じ考え方だが、後半からは"共闘"する事にシフトしていく。
これまでのゴジラシリーズの長い歴史で人間とゴジラが共に戦う作品は滅多になく、こういうアプローチを取ったのは非常に新鮮で素晴らしかった。
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