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ゴジラ キング・オブ・モンスターズのsinのレビュー・感想・評価

2.2
アメリカの映画会社が東宝と提携して製作する、ゴジラとキングコングを中心とした一連のシリーズの3作目です。

時系列としては
『キングコング: 髑髏島の巨神』⇒『GODZILLA ゴジラ』⇒本作
となります。

ストーリーはともかく、世界観を理解するには全て見る必要があります。
なお、2020年には4作目の『Godzilla vs. Kong』が公開される予定。

今作については、怪獣同士のバトルは見ごたえがありましたが、掘り下げがイマイチで感情移入が難しい家族愛を前面に出した人間ドラマ部分と、人間が地球を汚染している云々という使い古されたテーマがとても退屈で長く、苦痛に感じました。あと制作の都合(チャイナマネー的な・・・)なのか、大して重要でもない人達に無駄にスポットライトが当たり過ぎて、結果的に本来重視すべき人達が薄くなってしまい、主人公に至ってはやたら前に出てくるけどイマイチ目立たない人というか、職場で空回りしてる人みたいな印象を受けてしまいました。

日本の昭和・平成ゴジラの人間ドラマ部分やストーリーも、これに輪をかけてメチャクチャだったので、「ゴジラって元々そういうもんじゃん」ってことなんですけど、今作よりはストレスなくスラスラ見れたような・・・。

あと、1作目から感じていたことですけど、巨大怪獣が暗闇のなかいきなり都市に姿を現すって演出もたまにはいいですが、もっと引きの画が欲しいというか、遠くから巨大な怪獣が徐々に迫ってくる中で逃げる人々というシーンが欲しかったです。そういう意味ではシンゴジラはとても良かったです。シンゴジラがまた見たくなりました。
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