RinaKitaura

ゴジラ キング・オブ・モンスターズのRinaKitauraのネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

ハリウッド版ゴジラの5年ごを描いた作品。

X-MEN2やスーパーマンリターンズなどSF映画の監督を務めたマイケル・ドハティ監督の作品です。

作品のところどころにゴジラを愛してやまない人々の姿が描かれていて、日本人に対するリスペクトすら感じてしまう作品です。

ただ、全体感としては17匹のゴジラが世界中に広がってしまったという設定が、ゴジラのスゴさを想像させる反面、ゴジラの世界観がなんとなく失われてしまったようにも感じてしまったのは私だけかもしれません。

とにかくいろんな怪獣が出てくるので、ここまで進化した世界の暗闇で戦いをみるよりは、昼間の日常生活の中でいろんな怪獣が暴れる姿を見たかったような気もしました。

個人的には、ゴジラは日本のどこかを隠れ蓑にしていてほしいという思いが心のどこかにあって、日本人が一体になって怪獣と戦う姿に感動を覚える傾向があります。

日本人の団体行動心理や、昔からのしきたりなどに左右されやすい文化的な部分をあからさまにさせるのがゴジラの登場であってほしいような気がしていたからです。

その分、このゴジラではアメリカならではの戦い方を貫いてるところに面白さはあるんですが。。

単独行動をしたり、日本人の言葉とは逆の方法を取るよう指示したり、子供が親同様の知力を発揮して親元をひとり離れて戦いに向かうシーンなんかは、現代らしさがでているなと思いました。
RinaKitaura

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