記憶が1日しか持たない、ではなく、他人の記憶に長く留まれない、忘れられてしまうというのは、意外な設定だった。
何故そうなったかは全く謎。
ただ突然そうなって、受け入れるしかない。
主人公の部屋のメモや写真・動画が、忘れないようにと懸命な姿が、過ぎていく一瞬一瞬が切なくも愛しい時間だと伝えてくる。
ラスト、ここで終わっちゃうかと思ったけど、想像する余地があるのはいいかな。
どうにもならない切なさがあって、どうか幸せにと願わずにはいられない。
忘れるにしても忘れられるにしても、記憶に残らない、思い出がなくなる、というのは切ないし哀しい。
