ブラジルの片田舎にある貧しい漁村。仕事中に不思議な生物に襲われた漁師は村に帰ったあとに異変に気付き……
陽気な国ブラジルで制作されためちゃくちゃ陰気でドロドロしたゾンビ映画。
定期的にゾンビ映画を観ないと死んでしまう病に犯されているので鑑賞。
日本版キャッチコピー
「この海は呪われている。」
冒頭も漁のシーンだし、なるほど海を舞台にしたゾンビ映画も悪くないか、と思って数分後……
_人人人人人人人人人人人人_
> 全然海出てこねぇ!! <
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で、出た!ゾンビ映画詐欺!!
とりあえず邦題に
『〜オブ・ザ・デッド』
付ければオタクが食いつくと思ったか!!
その通りだよ!!!(笑)
それを置いといたとしても作品としてのクオリティは残念だ。
ブラジルの貧しい漁村で開かれるストリップバーみたいなのがメインの舞台として選ばれるのだが、驚かないで聞いてほしい。
この作品の尺は約90分。
そしてゾンビパニックが始まるまでに60分も待たなくてはいけないのだ。なんの拷問だよ。
ストリップバーなのに中の下程度クオリティの女しか出てこない三文芝居をひたすら見せられるわけです。ゾンビの予兆は少しあるが全然パニックしてくれない。
気持ち悪い肉屋の少年の甘酸っぱい人妻への片思いとか全然いらない……。
ただ始まってからちょっと光るものもあるのです。
ゾンビがとてもつもないぐちゃぐちゃ具合で死なないし見た目が本当に生理的に無理なヴィジュアルが良い!
パニクったあとのオカマがマシンガンで、もといオカマシンガンで無双するシーンが爽快!
とあるフォロワーさんがリオデジャネイロならぬ、“グロデジャネイロ”と評していた人体損壊描写は悪くないのだ!!
(うまい事言ってるなそれにしても)
キャストなんてもちろん知りませんが、SM女王ぽい女性の乳の形と乳輪が綺麗だったので+0.2点しておきましょう。
ラストの謎展開は完全に蛇足でしたね。
エンドロールは無駄に陽気なカーニバルソングっぽいのが流れてギャップ萌えできます。
結局何がしたかったんだろう……
ゾンビ映画好き、ブラジルのゾンビを見たい方、そしてグロデジャネイロしたい方にはオススメの作品。