たっちーさん

ヒラリー・スワンク ライフのたっちーさんのレビュー・感想・評価

3.2
アフリカのマラリア撲滅運動の原点。



イジメにあった息子を自由にさせたい想いで、母メアリーはアフリカに連れていく。

一方、世の中の役に立とうと孤児院の教師を志願してアフリカへ向かった青年ベン。

2つの物語に、ある共通の悲劇が起こる。



メアリーの不憫さが計り知れない。

美しい大自然に潜む、残酷な可能性。



これは、母と子の物語だ。

正確に言えば、"子"を想う母の物語。

自分の子に限らない。

世界中で同じ境遇に立たされている子に、同じ想いはさせたくないという願いが込められている。