sidoren

ヒラリー・スワンク ライフのsidorenのネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

子を持つ親は切なくてみてられない。
子供の学校でのいじめをきっかけに、環境を帰るためにアフリカに長期移住。
そこで息子がマラリアにかかって死んでしまう。
自分が選んだ選択で、息子を死なせてしまう。人生で最悪の事が起きてしまう。
息子が病院に運ばれるシーン、痙攣を起こすシーン、息を引き取るシーン。もう見てられない…
その後、マラリア対策への資金を増やすよう、米国政府に訴える活動が始まる。
初めは夫と衝突する。夫からすると、ある意味、妻が決めたアフリカ行きを受け入れ、息子を亡くした。
その後、妻は夫との関係を重視する訳でなく、息子への思いを照らし合わせて、活動のみを断行する。他人のマラリアを治す活動より、目の前に唯一残っている家族の事を考えるべきと感じるのも当然の事。
お互いの立場に中々立てずにいる二人の葛藤も歯痒い。

最後は共に息子を亡くした親友と、予算委員会で訴える。おもむろに百枚近いアフリカの子供達の写真を机の上に並べ始める。
この子達はもうこの世にいない事を伝え、また来年のこの場所で、50万枚の写真を並べる事に耐えられるのかと訴える。
その後、無事願いは叶い、マラリア対策が強化される。
人生で最高の日の第3位は息子が生まれた日、第二位は今日、第一位は息子がいた日々と答えて終わる。
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