てるる

ババドック 暗闇の魔物のてるるのレビュー・感想・評価

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)
3.0
カリコレが始まる前、シネマカリテでオトカリテなるイベント上映やってまして。
日本未公開作品を上映、しかも500円というリーズナブルなお値段!

コレの前にオトカリテで観た「ウォーリアー」が最高すぎたので、こちらも楽しみにしてたんだけど…
正直キツかった。

シングルマザーで息子を育てる主人公アメリア。
でも息子は次々と問題を起こし、アメリアの言うことを聞かない。
ある日、ババドック

捨てた本や破いた本が戻ってくるのはありがちだけど、ババドックの本自体が不気味。
ホラー演出もなかなか優秀。

しかしいかんせんこの親子観てる方が精神的にキツい。
息子はそれやっちゃダメってことをことごとくやりやがるし、どんどん親子が孤立してく。

「システムクラッシャー家に帰りたい」を観た今ならまだマシだと思えるけど、当時はこの子にめっちゃイラッとしてしまった。

母親は母親でなかなかキツい。
もちろんワンオペ育児という重責のうえに息子があんな感じだとそうなるよなってのは分かる。

分かるけど見てて切ないやら怒りやらやるせなさやらが込み上げてくる。

なのでホラー部分よりもこの親子の方がインパクトでかすぎてババドックのこと記憶の彼方。

子供いないけど、こういうの観ると子供育てられる気がしません。
てるる

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