琥珀のタナ

ババドック 暗闇の魔物の琥珀のタナのレビュー・感想・評価

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)
4.0
ホラー要素はそこまで強くない。
ジャケットで観るの怖そう……って思って視聴しないのは勿体ないかと。

発育障害の息子と夫を亡くしたシングルマザーが家で見つけた絵本の怪物『ババドック』に追い詰められる物語。

手間のかかる息子にノイローゼ気味になる母親。
息子が絵本の怪物を信じたことでより手間のかかることになってしまう。
それにより心はさらに疲弊し、そこに怪奇現象が……。
しかしそれは自分にしか見えていないよう。

ババドックは実在するのか?それとも心がもたらす幻か?

以下、ネタバレ考察です。

私の解釈としては、
ババドックは実在し、ババドックの根源は『現実逃避』。
辛い現実から目を逸らしたいという心を元に力を増幅し、最終的には相手の中に入り込んでその逸らしたい現実とその人自身を現実から消し去る化け物。
悪魔だとすれば、それで奪う魂が目的。

ということなのかな。と解釈しました。
琥珀のタナ

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