福福吉吉

レフト・ビハインドの福福吉吉のレビュー・感想・評価

レフト・ビハインド(2014年製作の映画)
2.0
飛行中の旅客飛行機から突如として幾人かの乗員が消えてしまう。その頃、地上においても人が突然消える出来事が発生し、大混乱が起きる。

飛行機のパイロットのレイフォード(ニコラス・ケイジ)側のストーリーとレイフォードの娘のクローイ(キャシー・トムソン)のいる地上のストーリーを並行して描いています。

飛行機内では当然のごとくパニックが起こるのですが、原因が分からず、地上との交信も途絶えたため、中盤にあまり進展が見られず、冗長に感じてしまいました。そして、ニコラス・ケイジは操縦室の置物になって活躍の場がありませんでした。

それに対して地上では、パニックに乗じて窃盗や強盗、交通事故の発生と交通網の遮断など大混乱しており、クローイも突然消えた弟を探しながら、行き場が無く右往左往する姿が描かれており、興味深く観ることができました。クローイの表情から希望が消えていく姿は良かったと思います。

しかし、本作における人の消滅の原因は一切描かれておらず、キリスト教の教えのとおりみたいなことで話を終わらせていて納得しようが無かった。消えた人が神に助けられた人ってそれで納得できないです。

ラストを無理やり変化を持たせて感動させようとしても私は既にストーリーに愛想が尽きていました。
キリスト教に詳しい人だと理解できるのだろうか。

鑑賞日:2022年11月3日
鑑賞方法:BS/CS WOWOWプラス
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