階段を登っている時、自分がどこに居るのか分からなくなって、上手く歩けずステップを踏み外しそうになる事がある。
そんな時、共に泣き、手を差し伸べ明かりを灯してくれる人こそ。立ち止まり、側で見守ってくれる人こそ、本当に大切な存在なのではないだろうか。
ロージーとアレックスは6才の時から幼馴染。これまでに人生の全てを共有してきた。18歳の誕生日パーティーから、言えなかったのはアイラブユーだけ。
互いに想いながらも十数年に渡りすれ違い続けた2人を、もどかしく切なく暖かく描いた物語。
心の奥で一途に想っているのに、素直になれない人間は生きるのが少し下手。だからこそいじらしくて、愛おしい存在。