類いまれなるセンスとギターテクニックを持ちながらも筋萎縮性側索硬化症(ALS)と言う不治の病に侵され、志半ばで夢破れた天才ギタリスト、ジェイソン・ベッカーと彼の家族を描いたドキュメンタリー映画。
ジェイソン・ベッカーの才能、人柄、強さを素直にフィルムに収めている素晴らしいドキュメンタリー映画。
ジェイソン・ベッカーのことを嬉しそうに語る家族、友人、ミュージシャンたちの言葉がとても印象的。
加えて感心したのがALSと言う病気を取り巻く状況の厳しさ(金銭的な問題、介護者の負担等)を放置することなくちゃんと描いていたこと。
ジェイソン・ベッカーの現在を紹介することで、ジェイソン・ベッカーの半生を紹介だけではなく、ALSと言う病気が存在することを知らせるきっかけを持った映画になったと思う。
そのALSの恐ろしさを描いた上で、病気と懸命に戦っているジェイソン・ベッカーの姿に心打たれるわけです。
物凄くポジティブな作品なので、是非とも観ていただきたいです。
見終わったあとCD欲しくなります!