サカイ氏

君が生きた証のサカイ氏のネタバレレビュー・内容・結末

君が生きた証(2014年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

ネタバレ




















予備知識なしで観たから息子が被害者やとばっかり思ってて、気付いた時に見方がガラッと変わった。サムの生活の荒れ様とかそれまでの皆の言葉とか歌詞とか。

息子が加害者やと語られるのが、物語がだいぶ進んでからっていうのは、サムがそれまでずっと、息子が死んだこととか息子の犯したことを受け入れられへんかったからかなって。
大学の慰霊碑の前でやっとそれを受け入れられたとき、涙に繋がったんちゃうかなって。やっとそこで実感したんちゃうかなって。

加害者も被害者も誰かの息子やったり娘やったりしたって台詞(だいぶ要訳してる)があって、それが切ない。
被害者、加害者、とその親族。当たり前やけど生きてればみんなどの立場にもなり得るわけで。みんなそれぞれ大事に思ったり、思ってくれたりする人がいてたのにって。どうなっても息子は息子っていうサムの愛情があって、でもそれは殺された側の親族も同じなんよなぁって、浸ってしまった。

この映画については猛烈に誰かと語りたい。
サカイ氏

サカイ氏