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駆込み女と駆出し男のbluemercenaryのレビュー・感想・評価

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)
3.9
時は江戸末期。
老中水野忠邦による天保の改革の真っ最中。
質素倹約、豪奢/奢侈を否とする方針が庶民を圧迫していた。
そんなお上に対して、庶民は意外としたたかなもんで、知恵を絞って娯楽を模索、その上を行くのが水野innovation(汗)。
因みに幕閣は東慶寺の存在すら否定。

時代背景はそんな感じ。
この辺は時代考証しっかりやってる。
ちゃんとした原作があって、それに基づく丁寧な脚本と妥協ない演出。
緻密なディテールに人間関係・人情を見事に描いた、否、映し出した作品だと思う。
古今東西関係ない市井の人情物語は、心をじんわりと温めてくれる秀作です。
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