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湖の見知らぬ男のネットのレビュー・感想・評価

湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)
4.0
男たちが相手を求めて彷徨う森の異界っぷりが凄まじい。みんなゲイだからどの男とも"接続"可能なわけで、だれとヤるかというサスペンスに満ち満ちている。
湖に着いた時も、必ず男たちの視線に晒され、その時から自分がいつ誰を掘り誰に掘られるかわからないジリジリとした時間が始まる。それ故に生まれる、ヤる相手がいるということの安心感。
ハッテン場ゆえの性の軽さが、命の軽さに直結してゆく。セックスのサスペンスが犯罪のサスペンスと融合していく。
湖中で戯れる二人と、それを数十メートル離れた小高い丘の木々の隙間から眺める男を、同一画面に収めるショットが凄い。時間帯が夕暮れ時ということもあって、このショットを撮るのにかけた労苦が思いやられる。