MCUに対する依存度で言うと、おそらく『アントマン』と同じレベルに独立したヒーロー作品に仕上がっているので、新しいマーベル映画の入口としても丁度いい。
構成としては、『地球が静止する日』を撮った監督とは思えない程の丁度いいスケール感と斬新なVFX。子供が観たらワクワクしすぎて死ぬんじゃねぇかってくらいの大迫力かつ格好いいアクション。
完全にIMAX案件。
魔法描写時の映像のインパクトが迫力ありすぎて、逆に”それ以外”が見劣りしてた気がしないでもない。
キャラクターはクッソ格好いいし役者の演技も最高なんだけど、相変わらずスコット・デリクソンは、人物の持つ”役割”を果たさせるのが下手すぎる。
そして最近のMCUがよくやる”カタルシスを先延ばしにする”という悪い癖が…。