マーベルから時間を操る禁断のヒーローが映画化。
オープニングのマーベルロゴ登場シーンからエンシェントワンとかつての弟子で闇の魔術師カエシリウスとの追跡劇。
これまで見てきた街の景観がいとも簡単に目まぐるしく変形してゆく。
常識を捨てて未知の領域へ。宇宙から見たら人間はちっぽけなものかもしれない。
ヒーロー映画でありながらエンシェントワンのセリフには、いちいちなるほどなと思う。
人間は体験していない事柄に恐怖を抱く。それは死も同じでカエシリウスは妻を亡くした恐怖から永遠の命を欲する。その過程は語られないが北欧の至宝マッツミケルセンの表情が全てを語るのだ。素晴らしい。
エンターテイメントでありながら現実的なストーリーを生み出すディズニーマーベルのこれからに身を委ねて期待したい。