何これ!!傑作です!!
凶暴で粗暴で少年院から成人用の刑務所に移送されたエリックと移送された刑務所で確固たる地位を築いているネビル
ナイフみたいに尖っては触るものみな傷つけた状態のエリックが、
集会(セラピー)を通じて参加している囚人たちと少しずつ絆を深めていき人間性を持ち始める中
それに嫉妬したり、自分の父親としての価値を誇示するかのように
自分を押しつけ、偏った形でエリックを守ろうとするネビル
すごく残念な父親ではあるものの、その愛は確かに本物で、ラストにはそれが輝かしいものに感じます。
刑務所での囚人たち派閥や、看守の汚職、など刑務所での様子も徹底してリアルに描いていて、その世界観にもグッと引き込まれていきますし、
刑務所とゆう狭い世界にも関わらず、ある意味社会の縮図のようなスケールの大きさにも引き込まれます。
ラストにもほんのり余韻の残すオススメの作品。