kumi

名もなき塀の中の王のkumiのレビュー・感想・評価

名もなき塀の中の王(2013年製作の映画)
3.8
邦題から想像してたお話とは、違ったけれども・・・よかった。

少年犯罪者エリックは、少年院から成人刑務所に移送されてきて父親と再会する。父親との親子関係、グループセラピー、刑務所の中での出来事でのエリックの成長などが映し出されている。


不器用で、幼い頃からの不遇な出来事などから人を信用出来ないエリックは、少年院でもトラブル・・・刑務所に来てもトラブルが続くんですけど、痛々しいほどに人を信用してないし、コミニュケーションの手段は喧嘩しかない・・・ずっと敵しかいない人生だったんだろうな( ノД`)


父親ネビルもまた不器用で、似た者親子・・・息子の為思ってする事が裏目に出たりして上手くいかないイライラなんかを、怒鳴ったり暴力的だったり・・・。



それでもさ~この2人・・・ラストでは親子なんだな~って泣ける。お互いがたった1人の身内なんだって大切に思ってる。


エリック役のジャック・オコンネル 、ネビル役のベン・メンデルソーン・・・暴力や、罵倒しながらも親子の情を表現してるのが伝わってきて、よかった~。



セラピストが中途半端に離脱するのが、納得いかないけれどもw
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