チャンガン

博士と彼女のセオリーのチャンガンのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
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ファンタスティック・ビーストシリーズを観始めて、エディ・レッドメインの魅力がだんだん分かってきたので前から気になっていたこの作品を観ました。これでアカデミー主演男優賞を獲ったのは知ってたけど、エディの演技は想像を超えていました。フィクションの人物を演じるのではなく、実際のモデルがいる人物を演じるのは役作りなども含めて比べ物にならないくらい難しいことは容易に想像できますが、その分俳優の演技のスキルが引き出されるし、だから評価もされるんではないか、とか考えてました

さすがにホーキング博士と専門分野ぐらいは知ってたけど奥さんのこんなにも献身的な支えがあったなんて知らなかったし、なんならホーキング博士の写真で、車いすの横に立ってる人が奥さんだと勘違いしてた…。やっぱりこういう伝記映画を見ると、その主人公のことの人生とか業績とかをサラッと教えてくれるのでもっと知りたくなるし、今度関連著作を読んでみようと思った。ホーキング博士の『ホーキング、宇宙を語る』は知っていたけど未読だし、エンドクレジットに出てきたジェーンの本も読んでみたい。

アクション映画などとは違って本当に淡々と物語と病気が進行していくんだけど、ぜんぜん退屈しなかった。「メッセージ」で初めて知ったヨハン・ヨハンソンの不思議で聞き心地良い音楽が作品全体の雰囲気の醸成に大きく働いていたのは間違いない
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