マストン

博士と彼女のセオリーのマストンのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.4
ALS、通称〝筋萎縮性側索硬化症〟と言われる運動ニューロンの機能が著しく低下し、随意筋という運動神経細胞により随意的に操作する筋肉が脊髄側索が硬化することによって随意筋が機能しなくなる病気である。
スティーヴンホーキングという実在する物理学者に則って作られた作品。現在2016年も健在。

スティーヴン演じるエディレッドメインがとても秀逸。
二枚目紳士な彼がここまでも物理学者としての演技に傾倒し、その苦悩を再現したことはとても素晴らしい。


邦題は博士と彼女のセオリーだけど、洋題がThe theory of everything.だった気がする。
後者の主題の方が個人的にはこの作品の理にかなっていると思っています。
彼は宇宙の根源を研修しつつも人類がこの現実に対峙することを如実に感じながらその現実に根源的なセオリーを見出したかのようにこの作品を見ていて思えました。