ユキ

Re:LIFE リライフのユキのレビュー・感想・評価

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)
3.8
ヒューグラント目当てで観たので満足。いつまででも女にだらしない男を演じてほしい。自分に完璧主義の気があるので、どっかしらにほころびを感じる人に惹かれる~~!


なんだけど、意図しなかったところでj.k.シモンズのキャラがツボにはまるという……4人娘の父で学部長。娘を溺愛しすぎて娘のためならスーパーに生理用品買いに行けるし、娘のことを考えると30秒で涙が(´;ω;`)
Eat, Pray, loveみたいなゆるふわ女子が好きそうな映画も娘と観てあげる(´;ω;`)ってそれもうバカにしてるだろ!(笑)

人間て都合良くできてるから、失敗した経験はすぐ忘れちゃって、代わりに過去の栄光とかは事細かに覚えていたりするもんよね、あーあのときの自分が最高だったなあとか。このヒューグラントもそういう役所なのだけど、いい歳して大学生と寝たり、仮にも先生なのに大人げない失態ばかりなのね。
それでも曲がりなりに先生を務めるって話で、脚本を書かせる授業をする。
この脚本っていうのがど直球で人生の暗喩で、自らの脚本は自らの人生を反映するものになるという。みんながそれぞれstorytellerになれるってことね。
脚本と向き合って初めて自分の生き方について考えられることもある。空想だろうと、自己表現の手段には代わりないし、直接社会とは交わらないところで人間として成長することもある。文学専攻として、その意義を少なからず肯定されたようでうれしかった。まぁこの邦題は深読みしすぎ感あるけど、原題のが好み。
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