スローモーション男

(秘)女郎市場のスローモーション男のレビュー・感想・評価

(秘)女郎市場(1972年製作の映画)
4.5
 久しぶりに日活ロマンポルノ映画
そして、曽根中正の映画初鑑賞。

女郎屋に売るために全国の市場に顔を出す男。
それに売られる頭の弱い女が処女を守り抜くお色気コメディ時代劇!

まずめっちゃ笑えます。そしてあまりにも明るすぎて全然エロさがないw

この村の娘、片桐夕子が可愛らしく相撲取りに按摩、侠客などが襲いかかってもずっと笑ってる姿。
まったく暗くならないストーリーに凄さを抱いた。最近のピンク映画などはすぐ物語を陰湿にしてしまうのでこれぐらいハッピーでも良いのかも。

他のレビューでもあったようにこの映画はドリフです。セット破壊するし、変な下品ギャグ満載!
特に牛によるセット破壊!他の撮影で使用したセットを取り壊しするのと平行して牛に破壊させたそうですw

さんざん笑かしたあげく、最後には純愛のような形で終わってしまいます。ヘンテコながらもちゃんと映画になってるんですよ!本当に素晴らしかった。