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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックスのkomblogのレビュー・感想・評価

4.5
やっぱり期待通りの名作だった!!!

前回からつづきでありかつ今はやりのミュージカル風グルートのダンスの裏で死闘が繰り広げられているシーンとその中で表現されるグルートと途中で飛んでくる(?)他のキャラとの関係で、Guardiansそれぞれのキャラ設定とその関係性、グルートを子供として表現することで今回は家族の話ですよ、と提示しているオープニング。そのあとの追っかけっこから即本題であるエゴことカート・ラッセルを出す感じ。「お前の親父はヨンドゥかと思ってた」とかのくだりからヨンドゥも絡めつつ、前回のおさらいをなめて初見にもわかる設計にするなど、とにかくほんと巧み!前作から海外メディアでCleaverだと言われているだけあるあの小気味よさは健在。

カート・ラッセルと言うサスペンスを軸にバラバラになるGuardiansを見せつつ、それぞれの家族を掘り下げる第2幕もそれぞれのエピソードと見せ場がタイトにまとまっていて、そこに細かーく入ってくるギャグと音楽が絡んできて、関係性としては登場人物も多くて入り組んでるし、場所も異なるのでわかりずらそうなもんだけど、非常にリズミカルに話がスッと入ってくる。

登場人物が多いで言えば、パート2映画の鉄則を守って、人のインフレ、敵のインフレ、アクションのインフレ、そして結果として15分くらい時間もインフレしている本作w 人としては前回の敵であるニュブラ、ヨンドゥ、新入りとして心が読めるマンティスと主要人物が増え、カメオにはスタローン、パックマン(?)、そしてデイビット・ハッセルホフと言う、さすが200億円制作にかけてるだけある超豪華な布陣w デイビット・ハッセルホフなんかな出てるの数秒だしねwww

細かなことを言おうと思えばあるのかもしれないけど、とにかく気になったのは、まず敵がグルートをいじめるシーン。心が痛い…かわいそすぎる…冒頭からグルートを見た目はもちろんGuardiansの家族の中においての末っ子的に表現してるからあのいじめられ方はちょっとバランスとしてどうかな、と思った。ま、あれがあるからそのあと敵が虫けらのいうに殺されても一切心が痛まなかったんだけどw

そしてラスボス…まー詳しくは書かないけど、最後の戦いで「あれを止めないとー!」とか言ってるけど、お前さっきまで触手みたいのいっぱい伸ばしてたんだから体抑えられてても止められるだろ、自力で?ってゆーw てか、設定とかと比べて弱すぎだよ、お前?とはきっと誰しもが思うと思うwww まーただ、このシリーズはあくまでコメディ色の強いエンターテインメント映画で、そういう意味では別に敵の説得力がどうのこうのって話ではないのは、今回前回の敵が仲間になってしまう件もあるし、シャーないのかな〜。

そういう意味でいうと、今回はとにかくヨンドゥ主役の映画っ!ヨンドゥ最高っ!!

大いに笑い、泣いたので満点つけたいところだけど、グルートをいじめるシーンの違和感でマイナス0.5点、ラスボスの最後の使えなさでマイナス0.5点。いつも以上のカメオの充実具合、特にデイビット・ハッセルホフの無駄遣いとベイウォッチリブート記念でプラス0.2点、ウォークマンの代替機種がきっと日本じゃだーれもしらないアレだったところが個人的にツボで0.2点、そしてオチのグルートまで家族感満載&次回あのキャラでやんのか???でプラス0.1点でララランドと同格っ!名作といって間違いない出来だと思う!!

印象的な引きの絵と3Dを意識した演出が多いのでIMAX 3Dで見るにはオススメ🎞
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