Goach

オデッセイのGoachのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
2.8
本年アカデミー賞に7部門ノミネート。

火星に1人とり残された男のサバイバル!
「科学の力」を華麗に描いた作品。理系の方にはとてもオススメ。

火星で遭難した主人公(マッドデイモン)が、絶望的な状況の中で、救援が来るまでの期間を生き延びるべく這い上がる、というストーリー。火星は人間が住むには最悪の環境で、地球と火星の距離は少なくとも片道400日かかるほど遠い。火星にいる孤独な男と地球のNASAチーム、タイムリミットまでのそれぞれの戦いが楽しめます。

IMAX3Dで観てきました。迫力あるシーンも多いけど、必ずしも3Dで観るべき作品かというと疑問。ゼログラビティのような、圧倒的な映画体験とはいかなかった印象です。それでも、冒頭と最後の方にある、惑星をなぞるように描くシーンは凄い。自分がまるで宇宙飛行士になったような錯覚を覚えました。

アメリカンな映画だなぁという印象が強く、日本って国の相対的なポジションを理解できたり、今の国際情勢が反映されていて面白い。

インターステラーのように難解な理論を振りかざす作品ではなく、あくまで理解の範疇で物事が進むので、特に理系の方とかはリアリティがあって楽しめそう。シンプルなストーリーに集中させてくれて、万人受けする作品ではあると思います。

テンポ良く進むって作品ではなく、140分と少々長めなので、リズム感ある作品が好きな方はちょっと眠くなるかもしれません。


分かりやすい作品を観たい方にオススメ!
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