トンビ

オデッセイのトンビのレビュー・感想・評価

オデッセイ(2015年製作の映画)
3.9
最近宇宙ブームきてます。

今作を見てまず思ったのが、宇宙飛行士は大体おかしい。
というのも、おかしな人には天才が多いからだ。
映画や漫画でしか見たことがないから、実際はどうなのかわからないが。

とにかく出てくるアイデアが無茶苦茶過ぎる。
それでも、そのアイデアでいくつもの修羅場を乗り越えているのは事実。
私は、宇宙飛行士に必要なものは、知識、技術、体力、忍耐力よりも発想力だと、今作を鑑賞して強く感じた。
何が起こるかわからない宇宙で、いかにアイデアを出し尽くして乗り越えるか、それがきっと1番求められる素質なんじゃないだろうか。

映画の感想に話を戻すと、
宇宙の話ということで、もっと堅苦しい作品かと思ったが、そんなことは全くなく、コミカルな演技もあり、とても見やすかった。

火星で孤独に過ごした日々は、映画では短く感じるが、実際に考えると、当然途方のないものであり、その境遇は計り知れない。

また、普段は冗談じみた発言が多いマークが、時折見せる本音が実にリアルだった。

そして、マークをルイスが救出するシーン。
ロープが2人を包むように宇宙に描かれ、とても美しかったのを覚えている。

宇宙は私たちに夢をくれる。
映画や漫画でもそれはきっと言えるだろう。
さて、ほかの宇宙映画も見てみようか…。
トンビ

トンビ