ホシヲカゾエテ

ブロークンのホシヲカゾエテのレビュー・感想・評価

ブロークン(2012年製作の映画)
3.2
ご近所三家族、それぞれがそれぞれの形で子どもを愛しているのだけど、歪んだ形のそれは不安定で、結果絡み合うように壊れていく。まさにブロークン。
邪気のないスカンクの目から見た不条理に満ちた世界、そんな中で彼女が大人になる物語…だったらよかったんだけど、途中から身も蓋もない展開へ。ラスト30分の劇的な展開で世界観もメッセージもぼやけた感じになったのがちょっともったいない。
タイミングの悪い人間くさいメガネ教師のキリアンは最高でした。キリアンの良さが満載のキャラ。あんな先生いたらそりゃ惚れますわ。