りよっち

パレードへようこそのりよっちのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.0
最初に伝えたいのが、「誰にでもオススメできるし、まず何も考えずに観て欲しい映画」だということ。笑って泣けて、考えさせられる映画です。

迫害を受けてきた同性愛者たちが、炭鉱を廃坑にしようとしているイギリスに対し、ストライキをして立ち上がっている炭鉱従事者たちを助けようと立ち上がる物語。

同性愛者がでる映画は、イチャイチャしてる様子だとかが苦手な方もいるかと思うが、この作品はそんな描写はほぼない。
キャストがみな個性豊かで、誰も欠けてはいけない存在でした。 観てるこっちも清々しいし、元気がでてきます。
同性愛者に対して固定概念を持ち不快感を感じる炭鉱の人たちが、ゆっくりと同性愛者たちと分かち合い、一致団結していく様子には心打たれます。

原題は「PRIDE」
邦題は「パレードへようこそ」
邦題もジャケも成功してる作品ではないでしょうか。
自分たちが同性愛者であることに「PRIDE」を持ち、炭鉱従事者たちは村には大事な炭鉱があり、ここが故郷だという「PRIDE」を持ってみな戦っている。
彼らはみな各々の理由で権利運動やストライキといった行進をしてきたことが劇中でわかるので、邦題の意味もなんとなく理解できる。しかし、真の意味はラストにわかる。 きっと涙します。
りよっち

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