サラフィアー

パレードへようこそのサラフィアーのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
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あらすじ(公式サイトより)1984年、不況に揺れるイギリス。サッチャー首相が発表した20カ所の炭坑閉鎖案に抗議するストライキが、4カ月目に入ろうとしていた。ロンドンに暮らすマーク(ベン・シュネッツァー)は、その様子をニュースで見て、炭坑労働者とその家族を支援するために、ゲイの仲間たちと募金活動をしようと思いつく。(http://www.cetera.co.jp/pride/story.html)

だいぶ前にFilmarksに入れて忘れ去ってたのをU-NEXTで発見。
これが実話だと聞くと希望が感じられるね。

自分の権利を守ることで精一杯なはずなのに、サッチャー政権に苦しめられる同じ境遇とはいえ他者をも救おうとするLGSMメンバーの寛大さと強さに驚かされる。田舎のいわゆる「男らしい」炭鉱夫とその家族、都会のゲイ・レズビアン。まさに正反対な双方の交流にヒヤヒヤしつつも、LGSMメンバーの純粋な魅力につられて、ウェールズの町も人々もパッと明るくなっていく様子ににっこりしてしまう。

心からの支援はお互いの違いなんて関係ないんだね、という当たり前のことを教えてくれる映画。

ビル・ナイ、アンドリュー・スコット(モリアーティ!!)、イメルダ・スタウントン(アンブリッジ!!)、ジョージ・マッケイなどキャストも演技力抜群揃いで豪華。