ぷりん

パレードへようこそのぷりんのレビュー・感想・評価

パレードへようこそ(2014年製作の映画)
4.0
ビリーエリオットに続きサッチャー政権下の炭鉱夫たちのストライキを時代背景にした映画二本目でした。
同じ政府の敵としてLGBTの若者が炭鉱夫のために活動を支援し、地域や偏見を超えて友情と連携を育むストーリー。
ストライキの結果を知ってるので活動が盛り上がるほどどこか寂しさを感じていたのですが、ストライキの勝利のみが有意義な結果ではなく、都会と田舎、職業、性別、年齢、を超えた友情を育んだことこそが価値のある結果と言えました。そしてこの友情により1987年イギリスでレズビアンとゲイの権利が法律で定められることになったことこそ有意義な結果といえるでしょう。それに活躍したのは全国の炭鉱組合たちの満場一致であって、まさにこのかけがえのない友情によりマイノリティであるレズビアンとゲイの権利が認められたのです。
最後の行進のシーン、実際にあったことだと思うとあまりに感動しました。
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