マンホール

起終点駅 ターミナルのマンホールのレビュー・感想・評価

起終点駅 ターミナル(2015年製作の映画)
1.5
逃げるな闘えと人には言いつつ女は2度も逃げる。
しかも2度目は男の目の前で飛び込み自殺。

こんな仕打ちを受けても、
男は自らの過ちを背負って生きていく事に決める。
離婚し十分すぎるほどの養育費を払い続けながら釧路の地でひっそりと暮らす。
自堕落に生きているわけでもなく
傍から見てると立派でしかないが・・・。

主人公がラスト唐突に
「男はどうしようもない、女は潔い」なんてセリフを言うが
(法律に関わる人間が、男はこうだ女はこうだって
思い込みで仕事していていいんか?)
結局これ言わせたいだけの話だよなあって思う。
それで喜ぶフェミ層が確実に一定数いるし。

厚岸の実家でなんらかの事件が起こってるはずなのに
本筋と一切絡むことなくほったらかしだったり
料理シーンがやたらとくどかったり
ほんとストーリーはどうでもいい感じ。

キャー!
自虐に浸る渋い佐藤浩市が料理を作っていてかっこいい!
要するにこれだけ。

せめて釧路が印象的に撮れていれば、雰囲気ぐらいには浸れたかもしれないが
それすらない。
別に釧路じゃなくても良かったんじゃないの?