マンホール

さびしんぼうのマンホールのネタバレレビュー・内容・結末

さびしんぼう(1985年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

大林監督の安いドタバタコントのような演出が苦手で
この映画もキツイ部分はかなりあるにせよ
それを差し引いても、押しつけがましくない余韻が後に残る。

そして時がたち
「由里子さんにそっくりの」妻が傍らで幸せそうに微笑んでいるボクの
空想が現実かあいまいな未来。

現実であったなら、「そして時がたち」の間に
ボクが由里子の「反対の顔」の部分をすべて受け入れて
彼女をもらったもうひとつのストーリーが浮かんでくる。

余計な説明をしないこの映画の最高のエンディングだと思う。