このレビューはネタバレを含みます
大林監督の安いドタバタコントのような演出が苦手で
この映画もキツイ部分はかなりあるにせよ
それを差し引いても、押しつけがましくない余韻が後に残る。
そして時がたち
「由里子さんにそっくりの」妻が傍らで幸せそうに微笑んでいるボクの
空想が現実かあいまいな未来。
現実であったなら、「そして時がたち」の間に
ボクが由里子の「反対の顔」の部分をすべて受け入れて
彼女をもらったもうひとつのストーリーが浮かんでくる。
余計な説明をしないこの映画の最高のエンディングだと思う。