Kentaro

世界から猫が消えたならのKentaroのネタバレレビュー・内容・結末

世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

ほんと最近めちゃくちゃ思います。「映画が好きでよかった」って。

4月から新しい学校で新しく出来た、映画をほぼ見ない友達に僕が映画を勧めたら思った以上に沼って、それから僕以上の頻度で映画を見てくれるようになった友達が、「この映画がちで見て」って言われて名前だけ知ってましたが観てなかったので観ました。
なんか嬉しくなりました。自分の映画好きからそれが人に広がって新しいものを教えてくれた。まさにこれがこの映画の内容と合致してたので書かせてもらいました。

この映画に出てくる悪魔は「携帯とか映画とかって生きることよりも大切?命の方が大切だよね?」って問いかけますけど、自分にとっての価値はそりゃ天秤にかけたら命の方が大事ってなるかもしれませんが、その命の中身が真っ白だとその命に価値なんて見い出せません。
映画や猫や携帯があって、それらがあって出会えた人達、それによって広がっていく人生。映画、携帯、猫=命、人生なんだって思いました。

もう随所随所でティッシュの消費量が半端ないです。笑 半箱無くなりましたよ笑
それぞれの物に大切な思い出が詰まっていて、それと引き換えに1日生き延びれるなんて虚しくなるだけでしたね。
思い出があれば死ぬ時も、安らかに逝けるんでしょうね。
前回の「ヒミズ」の内容と合わせてはなんですが、成功した人も、そうじゃなかった人も、普通の人でも、色んな花のようにみんな違うくて、生きる価値はそれぞれ必ずあって、それが無くなる時には必ず悲しんでくれる人が涙を流してくれる人が居るでしょう。
立て続けに良すぎる映画を見てしまいました。逆になんか虚無感。笑
Kentaro

Kentaro