このレビューはネタバレを含みます
映画化決定を知ったときから
絶対に映画館で観ようと決めていた一本。
佐藤健くん演じる主人公は言わずもがな、宮崎あおいさん演じる元カノや、濱田岳くん演じるツタヤがものすごくよかった…
「あなたに会えてよかった」
っていうその一言が彼と彼女の関係性をいちばん簡潔に的確に現していたんだと思うし、
ツタヤが絶対に見つかるはずのない映画を探すシーンは次から次へと涙があふれてしまった。
日頃何気なくいろいろなものを手にするわたしたちだけど、そのひとつひとつが自分の周りの大事な何かに繋がっているのだと思うと、この世界には無駄なものなんて、必要のないものなんて、ひとつもないんだな、って改めて気付かされた。
人間が猫を飼ってるんじゃなくて猫が人間の側にいてくれるんだ、っていうお母さんのセリフが心に残って離れない。
人も、猫も、本も、音楽も、何もかももう一度見つめなおして大事にしよう。