懐かしの文化屋雑貨店の前の遊歩道で唐突に踊り出す岡村ちゃんに度肝抜かれてスタート。「ねえねえキミたち、ちょっと来てミソ！」で腰が砕けた。2016年の今となっては失笑が漏れるしかない客席。でもみんな岡村ちゃんのこと好きなんだよねー。ライブも同じ空気になること多いっすよね。
ワンカット長回ししてみたり、カメラが映り込んでしまってたり、実験的って言ったらいいのかな。でも余すところなくキラキラしていた。岡村ちゃんも戸川純も岡崎京子のマンガから毒気を抜いたみたいなヒロインも可愛かった。
セリフの多くは即興だったんじゃないかな。そこに後から声を被せてるから本人の声なのにあからさまに口の動きと合っておらず、すごい不思議な感じ。というか終始ロレってたんですけど、時代なのか、当時の岡村ちゃんはあんな喋り方だったのか、それに金山一彦が合わせたのか、今となっては謎ばかりだけど妙なパワー妙な生々しさ妙な魅力に満ちあふれていた。89年にタイムスリップした気分を味わえた。貴重なもん見たわー。
