クリストフォルー

ナイスガイズ!のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)
4.1
何故、1977年のロサンゼルスが舞台なのか。トランプ政権が発足し、アメリカの環境政策が後退することが懸念されていた(現実に、翌2018年には“燃費基準の大幅な緩和”を打ち出している)タイミングでの公開で、本作は、単なるノスタルジックなアクション映画から一段格上げされた感じだ。当時のデトロイトに代表される”アメリカ自動車産業界の苦境”を横目に全米を席巻した日本車が,今日の“世界的EV車シフト”で苦境を迎えるとは、映画のラストの台詞は4年前より、さらに皮肉に聞こえるよ。
まぁ、そんなこんなは置いといて、ハードボイルドさは足りないが“私立探偵もの”や“バディもの”としても、“ダメパパもの”としても、勘所を押さえたナイスな出来かな。80年代を舞台にした続編が出来るとイイね。
クリストフォルー

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