行方不明の少女を捜すため、どうしようもないヘボ探偵と喧嘩っ早い示談屋がコンビを組むクライムコメディ。
この映画、話や展開を差し置いてラッセルクロウのぷよぷよっぷりが一番の衝撃。
これ、役作りのために体作ったのか、それとも私生活が祟ったのかどっちなんだろう…。
話自体は途中から読めてくるものの、ブラックな笑いや脱力系の展開でスルスルと進んでいくので、能天気に観られるいい映画。
ただコメディ部分にあまり幅がないので、後半はちょっとくどかった。
困ったら下ネタかライアンゴズリングのダメっぷりで笑わせとけ、みたいな展開が多く、やや食傷気味。
本編のあとで予告を観返すと、この映画のポイントがかなり凝縮されてるなぁと感じた。
主演ふたりのキャラの立ちっぷりが凄く、強烈に印象に残るのだけれど、それすら上回るのが、主役の娘役のアンガーリーライス。
可愛すぎか。
ダメな親父とろくでなしの相棒のあいだに挟まれて迷惑掛けられつつ、しっかり後始末できる辺り、そのまま親父の代わりに探偵やらせても十分務まりそう。
今後が楽しみな女優。
終盤の展開が大味すぎてもうちょっと練って欲しかったけど、主演"3人"のパワーが抜群なので、最後まで楽しく観られると思います。
ライアンゴズリングがラッセルクロウにやられるシーンが最高。
名刺のイラスト似てなさ過ぎて笑った。
