このレビューはネタバレを含みます
「の・ようなもの」の続編らしく、それを観た後に観た方が良かったみたい
ただ、単独で観ただけでも良かったし、心地良かった。
志ん田は落語家を目指すも単調な話口調から才能がない。
行方不明の志ん魚を探す際に出会う人たちにも、才能がないならまともになれと言われていく。苦手なビールを昼間から飲むぐらい、映像は淡々と穏やかに流れていくけど葛藤があると感じた。
ようやく志ん魚を見つけた時、彼は何でも屋をしていた。一緒に暮らし、手伝う内に志ん魚に魅せられ、迷いが消えていく。
最後、志ん魚が一門会に、志ん田が亡き師匠の前でデメキンを披露するシーンは良かった。何が良かったか言葉にならないけど、良かった。
前作を読んで観たら、もっと深まるかも