イシ

アンナ・カレニナのイシのレビュー・感想・評価

アンナ・カレニナ(1935年製作の映画)
4.0
映画って、話の面白さで面白くなるんじゃないんやなとしみじみ思った。上流階級の不倫話なんざ基本おもんないっすよ。ガルボもたいがい顔だけやしそんなに興味ない。
でも最後切なくなった。自分の置かれてしまった状況から結局逃げられへんくて、大切なものも守れなくて、その結末しかなかったんかなって胸が痛んだ。
メロドラマの巨匠クラレンス・ブラウンの手腕があるからだと思う。原作と全然違うけど、でも小説でできることと映画でできること違うもん。アンナの魅力はガルボの姿に充分映しとってあったと思う。
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