このレビューはネタバレを含みます
エリック・トレダノ、最強の二人の時とは
顔つきや雰囲気の印象が全く違って
最初に知って見ていなければ
気づかなかったと思う。
2人の監督の一作目も、暖かくて
ふっと笑えるヒューマンドラマとして
すごく好きだったけど、この作品は
よりソーシャルな面にスポットが
あてられていて、違った魅力
わたしはこちらもすごく好きだった
10年が期限の自分のものではない
政治難民としての滞在許可証
期限が終わる時、また同じ種類の、
恐らくより困難な状況がサンバを
待ち受けることとなるんだと思う
そういうことを、全部分かった上で
ラスト2人の、それでも、期限ありきでも
ひとまず一緒にいられるね、って
笑い顔
決してハッピーエンドでも、
彼らの置かれた状況が好転した
わけでもない
そういう終わり方をして、でも
鑑賞後あたたかい気持ちに
なれるのは、監督2人の手腕なのかな