このレビューはネタバレを含みます
失読症の子が理解されず、学校、親、友達からも見放されて、大好きな絵も描きたくなくなっちゃって心を閉ざしてしまう。
ここまでで1時間半くらいかな…
早くアーミルカーン出てきて…助けてあげて…ってずっと思ってた。
アーミルカーン出てきて、少年は笑顔を取り戻し、頑張って読み書きも勉強して大好きな絵も物凄い感性で凄いものを描き上げちゃうんだけど、
少年の親が言った
「失読症っていうのは分かったけど、
絵が描けるからってなんの得になるのか?」
っていうのがひっかかって、この後この少年、大丈夫かな?って思ってしまった。
劇中ではアーミルカーンが親を諭して、親も自分が間違っていたことに気づくんだけど、「競争に勝たなければいけないんだー!!!」って言ってたお父さんが、そんな素直にこの先も少年のことを暖かく見守ってくれるのか心配になった。
子供は損得ではない。
それは当たり前だけど、なんとか自立して自分で稼いでいかなければ生きていけない。
少年の将来は映画を見た人の想像に任せるって感じだと思うけど、もう少し、少年発信の、将来の夢みたいなのが語られるシーンがあってもよかったのかなって思った。
物乞いや、家の手伝いをしている子供が劇中ではたくさん登場したのもあって、少年の将来が不安だ…