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地上の星たちのmuuのレビュー・感想・評価

地上の星たち(2007年製作の映画)
3.9
もはや大好きになったボリウッド映画。評価の良い作品が沢山あるので、まだまだ楽しみです。
さて、今回は8歳で学業に着いていけず、親からも見放される男の子の話。わずか8歳ながらに周りの子との差を感じ、辛い気持ちから反抗的な態度をとってしまい、親や友達からも理解されない主人公イシャーン。規律を重んじる厳しい宿舎学校に転入させられるも、見方もいなければ頼れる家族にも見放され、うつのような精神状態になってしまう。そんな中で奇跡の出会いに恵まれ、彼の人生が大きく変わっていく…。


イシャーンは「失読症(ディスレクシア)」で周りとの差を感じ、親からも「できの悪い子」と言われ、大好きな絵を書くことさえ楽しめなくなってしまう。ディスレクシアって、アインシュタインやスピルバーグ監督など著名人多すぎね。ディスレクシアに限らず、発達障害や学習障害の方々が社会で辛い思いをして精神異常になるケースっていまだに多いなと現場で感じます。オリンピックでも「多様性」がテーマになって、どんどん人権を重んじる風潮に世界が変わってきているから、今後に期待したいし、ナチュラルな差別をしないように自分も気を付けようと思う。最後にイシャーンが抱き上げられるシーンはジンときたなぁ。
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