でる

ペーパー・タウンのでるのレビュー・感想・評価

ペーパー・タウン(2015年製作の映画)
5.0
「きっと、星のせいじゃない。」のジョン・グリーン原作映画2作目。

キラッキラに青春!!ロードトリップ最高!!
主人公のクエンティンは劇中、2回の"最高のドライブ"をする。近所に住んでいて学校では大人気の幼馴染み(マーゴ)と。よくつるんでいる仲間達と。しかもプロム前日に(笑)
プロムの相手が決まっている友達と決まってないクエンティンのちょっとしたプロムに対する価値観の違いで言い争うのも何から何までが青春!そんな人生だったらなぁと思ってしまうほどです。

本作は冴えない主人公クエンティンの成長物語でもある。ごく普通の日常に現れた『特別なある日の夜』からクエンティンは変わっていったのだ。幼馴染みのマーゴに連れ回されたあの夜、その後突如失踪してしまったマーゴを探す旅、物語が進むにつれてクエンティンの『心の成長』を感じることができるのでそこに注目して観るのも面白いと思う。

そして高校生の「マーゴ」を演じたカーラ。
役にピッタリはまり過ぎていてやばいです。個性的で、凄まじい行動力を持っていて、どこかミステリアスなところがあるマーゴ。原作のイメージとピッタリです。
カーラのすごく自然体な演技と、彼女から溢れ出る魅力。最高です。夜中のショッピングモールでちょっとふざけるカーラが個人的には凄く好きでした(笑)

劇中流れる曲も素晴らしくてサントラも購入案件です。他のキャラも個性溢れてるし、ちょっとしたカメオ出演もあります。

日本での公開やディスク発売は無く、初見は海外版のBlu-rayで観ました。現在はデジタル配信限定という扱いになってしまっていますが、日本でも評価の高い「きっと、星のせいじゃない。」のジョン・グリーン原作映画化2作目なだけに、なぜディスク発売すらされないのか疑問が残るばかりです…
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