でるさんの映画レビュー・感想・評価

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ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結(2021年製作の映画)

4.2

キャラクターの死を煽り散らかしたオープニングのカメラワークや、容赦ないゴア描写など良い意味で悪趣味全開なコメディセンスが光ってて最高。

スタジオ側からの要望で監督の意向とは異なり中途半端な作風になっ
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.5

賛否両論、テンポが遅く長過ぎる!といった感想が多く上がっており、「まぁでもヴィルヌーヴだしなぁ…!」と『メッセージ』や『ブレードランナー2049』で見せつけられた美しいビジュアルの数々に絶対的な信頼感>>続きを読む

アダム:エピソード2(2017年製作の映画)

4.0

2016年にゲームエンジンであるUnityのデモチームによってリアルタイムレンダリングで制作されたデモムービー『Adam』。その続編としてブロムカンプ率いるOats Studiosの手によって制作され>>続きを読む

密林の悪魔(2017年製作の映画)

4.5

ブロムカンプ監督によって設立された映像製作スタジオ、Oats Studiosによる実験的短編作品群から既にYoutubeにて無料公開されていたいくつかの作品がここに来てNetflixにて配信開始!>>続きを読む

ライフ・イン・ア・イヤー 君と生きた時間(2020年製作の映画)

3.8

余命1年の少女に出会い恋した少年が、彼女の為に一生分の人生イベントを計画するお話。
正直、物語自体はよくある感じですが2017年カーラが役のために頭を丸刈りにする決断をしたこの作品が長い時を経て無事観
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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

4.5

デカいは正義。

観たいものが観れて大満足!
特に香港のビル群での大破壊バトル。避難できずに大通りを多くの車が行き交ってるその上でビルや辺りの建造物を大破壊しながら繰り広げられるゴジラvsコング。
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ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

4.0

スパイダーバース製作陣による最新作という事で、3Dアニメーションの中で2Dの要素を見事に活用した画期的なアニメーションが今作も見れて最高でした。とにかく画面内がハチャメチャに楽しい!

スパイダーバー
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「庵野監督、25年間お疲れ様でした。」
もうこれが全て。

シンジと同じようにエヴァの呪縛に囚われ続けていた庵野監督、TVシリーズ最終回ではみんなに「おめでとう」と言われていたシンジくん(庵野監督)で
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.2

流石としか言い様がない圧倒的なアニメーション力…。

“最後の龍“シスー、本国のボイスキャストがオークワフィナという事もあってコミカルで軽快なセリフの言い回しが最高に良かったです。
しかもそのキャラク
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スペース・スウィーパーズ(2020年製作の映画)

4.5

Netflixオリジナル、韓国産スペースオペラ!韓国史上初の大作スペースオペラ映画らしいですがめちゃくちゃに面白かったです!!

何より一番驚いたのが超高水準VFX映像。
アジア圏だとやはり中国が莫大
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デンジャー・ゾーン(2021年製作の映画)

3.5

アンソニー・マッキーがサイボーグ兵士を演じるミリタリーSF。
AIロボット兵(通称:ガンプ君)達のデザインが見事に自分の大好きストライクゾーンを貫いていきましたね。

アメリカとロシアでガンプ君のデザ
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

IMAXにて。公開当時振りの劇場鑑賞!

当時、住んでいたのがド田舎だったため近くに上映している劇場が無く、どうせなら大きい映画館で観たいと車で1時間弱の県内最大級のシネコンに父親に連れて行ってもらい
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

4.2

シンを除く新劇場版3作の中ではやっぱり1番好きな“破“。
どうしてもポカポカしちゃう綾波を始めとした各キャラクターの内面の変化や、ストーリー展開が大きくリビルドされていたりと驚きが多かった今作。それで
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.0

最新作に向けて復習のため再鑑賞。

エヴァ好きの友達の影響でエヴァンゲリオンを知り、どっぷりハマったのが確か今から約10年前の“破“と“Q“の間の頃。
新劇場版からエヴァの世界に入ったので、変形シーン
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ザ・プロム(2020年製作の映画)

3.8

ライアン・マーフィー作品って本当に衣装とセットの配色が素晴らしいですね。ミュージカル映画らしいドラマチックなライティングも良かったです。

メリル・ストリープ、ジェームズ・コーデン、ニコール・キッドマ
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ブラッドショット(2020年製作の映画)

3.8

ナノテク不死身ヴィン・ディーゼル!

ヘルメットやパワードスーツなどのゴツゴツ無機的スタイリッシュSFメカデザが個人的にどストライクに好きで良かったです。
ブロムカンプ監督作品など様々なSF作品のプロ
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ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

前作同様やはりガル・ガドットがダイアナを演じるという説得力があらゆる面で凄かった。感情を剥き出しにして前に突き進むダイアナの姿にはグッときましたね。

予告編の時点でこれはIMAXで観たいなぁと思って
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ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.5

アイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーン最新作。

狼と人間の魂を持つアイルランドの伝承“ウルフウォーカー“ととある少女の出逢いを描いた今作。
暖かみある色彩と滑らかなディテールで
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ハースメル(2018年製作の映画)

3.8

まずは日本公開ありがとうございます…。カーラ出演作という事でずっと楽しみにしてた今作。2018年にトロント国際映画祭でプレミア上映されてから約2年…公開2週間前にまさかの日本公開決定。めちゃくちゃびっ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.8

時の魔術師クリストファー・ノーラン…恐るべし。

「ん?何を仰っておられる??」と難解でありながらも、物理学的・SF的に胸踊るワードの数々、
順行/逆行入り乱れたアクションシーンや奇想天外な逆行世界な
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.5

最高…愛おしすぎる…。

冒頭、エイミーとモリーの謎のダンスノリが最高過ぎて「何ですかこの子達!可愛すぎか!!好き!!」って感じになったし、何かとお互いを褒め合ったり2人の間だけの合言葉があったりする
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.5

『5分限定スーパーパワーガチャ』という最高に面白そうな素材が調理されてこじんまりしてしまっていた印象…。
それでもド派手なスーパーパワー描写や一度だけ魅せたアクションと同期して天地がひっくり返るカメラ
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ヴァスト・オブ・ナイト(2019年製作の映画)

3.8

50年代が舞台のレトロなSFスリラー。

謎の音を聴いた16歳の電話交換手とラジオDJ2人の素早い会話、電話口の声、地を這うカメラワークで両者の場所を繋ぐロングショットなど終始惹き込まれっぱなし。
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オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

傭兵クリス・ヘムズワースの次は不死身のシャーリーズ・セロン!
バトルアックスで闘う姿、銃を構える姿、立ち姿、何から何までかっこ良くそして美しい…。

何世紀も共に過ごしてきた不死身チーム、その特性を活
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透明人間(2019年製作の映画)

4.8

何も無い空間へのパンや見えない何かをフォローする“いやらしい“カメラワークと『アップグレード』でも魅せたリー・ワネル印のアクションと同期するカメラなど、全編通してカメラの見せ方が多彩で素晴らしい!>>続きを読む

アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)

3.5

『未体験ゾーンの映画たち 2020 延長戦』にて鑑賞!
冒頭の宇宙船墜落シークエンスやロシア版強化スーツなどハイクオリティなVFXで描かれるビジュアルの数々が最高だったロシア産SF『アトラクション 制
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ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜(2020年製作の映画)

3.5

ユーロビジョンの投票って各国が他国に投票していくああいった感じなんですね!知らなかった…。

アイスランドが舞台という事で北欧の雰囲気が良くエルフネタもあって面白かったです(笑)
楽曲も良く、他国の出
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アンチグラビティ(2019年製作の映画)

3.5

期待を裏切らないハイクオリティなロシアンVFXで描かれる天地めちゃくちゃ重力無視の異次元空間Mind-Bending系ビジュアルが最高でした!

奇想天外なビジュアルは良かったのですが、欲を言ってしま
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

4.5

Netflix映画の中でもトップクラスに好きな作品でした!

手紙の代筆から生まれた交わるはずが無かった相手との触れ合いによって自己と他者を理解し、個性・価値観・愛が拡張されていく。
自分もそんな出会
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

4.5

ギュンギュン、キレッキレのカメラワークとカット割りで魅せる狭いマンション内での超近接アクションや擬似ワンカット長回しアクションなど、どう撮ってるの!?と今すぐにでもメイキング映像が観たくなるほど物凄い>>続きを読む

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.0

Jとの破局から吹っ切れたハーレイのメイクやヘアスタイル、カラフルな衣装がとにかく可愛い!
喜怒哀楽のパラメーターをMAX値まで振ったようなマーゴット・ロビーの豊か過ぎる表情が光りに光っていて最高でした
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チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

3.8

目まぐるしく変わる衣装やヘアースタイル。それだけでもう眼福。超絶かっこいいエラ・バリンスカとクリステン、キュート過ぎるナオミ・スコット3人の凸凹感が常に最高でした。

特にElla Balinska!
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スキャンダル(2019年製作の映画)

4.0

エレベーターに乗り込むケイラへ向けられる社員達の目線、②が押されたあのエレベーター内での空気感…。
酷くとんでもない実態が目線や空気感からも感じ取れる演出が印象的でしたね。

声を上げる側にも想像を絶
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

気味悪く美しい、そして染み出る多幸感。

白夜の美しい風景に最悪なほど映えてしまう最悪な描写と不穏な音楽、気味の悪さと美が同居してて終始ふわっふわした状態でした…。

フローレンス・ピューは今作でお初
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.5

誰かに守られながら観たくなる究極の戦場体験。
超シームレス映像によって生まれる継続性のある緊張感。どこから撃たれてもおかしくないあの状況にもうビックビクでした。

そして画が良き…。

特に夜の廃墟の
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

気持ち良いくらいに見事に寄生していくコメディ色強めのパートからズシッと重くのしかかってくる格差社会を痛烈に描いたシーン、スっと現実に引き戻される瞬間など、これでもかと様々な色を持ち合わせたとてつもない>>続きを読む

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