まめもやし

脳内ポイズンベリーのまめもやしのレビュー・感想・評価

脳内ポイズンベリー(2015年製作の映画)
2.8
試写会にて鑑賞。原作は知らないが、これまた人気コミックの実写化らしい。7歳下の男性と年上の男性とのややこしい関係に苦悩するアラサー女性の脳内世界で、さまざまな役割を持つ脳内会議メンバーが討論を繰り広げるという面白くなりそうな設定ではある。

正直な感想を言えば、一番印象に残ったのは真木よう子のおっぱい。おいおい何を言っているんだと思うかもしれないが、男性なら観た人ほとんどの脳内が違う意味でポイズンベリーになると思う(笑)。それはいきなりやってくる。冒頭ではずれたボタンを追いかけて階段を駆け下りるスローモーションのシーンがあるが、あまりの存在感に、いきなり吹き出しそうになってしまった。劇中で一部分を除いて特別いやらしい服装を着ているわけではないのだが、服の上からでも判別できるほどの豊満なバストに目がいってしまい、終始気になってしまった。

そんな話はさておき、話しの内容については正直あまり共感できるものではなかった。ざっくり言うと、ダメ男と別れるまでのいざこざ話という印象。いろいろあって最終的にカレは好きだけどカレと一緒にいる人自分は嫌いだから別れるって、よくわからない。脳内で衝動だけが好き好き言っているような、それって本当に好きなのって感じるシーンもあったり、最終的にはまた同じことの繰り返しでイチコは成長してないじゃんと思ったり。年上で仕事もできて顔もそこまで悪くない越智さんのような真面目な人が一番かわいそう。でもイチコもサオトメも実際にいそうだなーって思いながら楽しめた部分もある。女性が観たらまた意見が変わってくるのかもしれない。説得力には欠けるが、理性と本能の争いというような、恋愛してるときに経験したことのある人も多いだろう脳内会議という設定が面白く描かれてはいる。吉田羊が相変わらずいい演技していた。

まぁ深く考えなくても楽しめる作品ではあると思う。男性は違う意味でもね・・・。
まめもやし

まめもやし