中谷美紀による日本語吹替え版で鑑賞。
「聖杯たちの騎士」の主人公がその後辿り着いた世界が女声で語られる。
つまり「ツリー・オブ・ライフ」の前半ですでに画かれた世界だが、
今回はそこだけにスポットを当てている。
宇宙の創生、生命、人類の誕生から、
世界がブラックホールにのみこまれるまで肯定的に語られる。
哲学を専攻していたマリックらしい映画だが、このテーマは、
さすがに語り尽くした感がある。
次が、あるのかないのか、テレンス・マリック、この先どうする。
道元禅師「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪冴えて涼しかりけり」