ボヤージュ・オブ・タイムの作品情報・感想・評価

ボヤージュ・オブ・タイム2016年製作の映画)

Voyage of Time

上映日:2017年03月10日

製作国:

上映時間:90分

3.2

あらすじ

『天国の日々』、『シン・レッド・ライン』、『ツリー・オブ・ライフ』など発表する作品は常に高い評価を受け世間を賑わしてきた<映画界の偉才>テレンス・マリック監督が、40年のライフワークを集大成して世に送り出す渾身作。製作にはブラッド・ピットが名乗りを上げ、語りはアカデミー賞女優ケイト・ブランシェットが務める。かつてない映像世界に飛び込み、本能で<生命>を体感する90分。

「ボヤージュ・オブ・タイム」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

テレンスマリックのディスカバリーチャンネル、ネイチャーな時間旅行



製作ブラッド・ピット他。
脚本監督テレンスマリック。



2017年本作もひっそりと静かに全く話題にもならない沈黙をへてのDVDスルー発売。

寡作な自然派耽美監督テレンスマリックの新作だ。

おさらいすると、
ボーイミーツガールな犯罪はどこか自然にまぎれてくる「地獄の逃避行」今やレアソフト

農地の争いは美しき田畑と麦と愛に散る「天国の日々」

新大陸発見と原住民と海と波とコリン・ファレル「ニューワールド」

家族の崩壊はまさに天変地異の風景と重ねゆく、カンヌをゆるがした「ツリー・オブ・ライフ」

癖の強い風景描写を無駄に時に叙情的に様々な人間ドラマに挟む作風がテレンスのフィルムだ。大好きな作家。

テレンスマリックは、寡作というよりやはり映画監督業界に多分興味無い感じはなんとなく映画を見るとわかる。ハーバードを出て、もう1個大学入り中退して教鞭をとる先生でもある。

2000年代にはいり、そんなテレンスも少し製作ペースがはやまりファンとしては、嬉しいところ。
ブラッド・ピットの製作協力も本作デカい。 
 

本作は、まさしく渾身の一作。

これまでテレンスマリックの映像感覚である、自然映像と人間ドラマの融合。

そこから人間ドラマを省いてついに自然派映像映画を撮りあげたとのこと。

だが、私は「シンレッドライン」を見た時、テレンスマリックは、絶対ネイチャー系映画を撮りたいんだよなあとかなり思った。
シンレッドラインなんて、戦争とか
ベトナムとか
横に置きすぎた映像の配分にむしろ驚きと新しさを感じた。
マリックにすれば、自然のなかの小さないざこだよみたいなメッセージにとれた。

んで、時たち2017年。
ひっそりとGAGAさんDVDレンタルしました。



なーるほどなあ!これはスルーになっちゃうのかなあ。

勿論テレンスマリックファンクラブ仕様だ。テレンスマリックファンのみお願いします。


まさしく
テレンスマリックch.
テレンスマリックディスカバリーチャンネルプラスポエトリーリーディング付き
チケット1800円
いかがですか?

はたまたキューブリック「2001年宇宙の旅」の自然宇宙場面を詩的につなげたテレンス映像マジックのような感じ

みたいな感じ。
とっても面白かった。
これIMAX版(40分弱)ブラピナレーション版もあるというんだが!そっちがみたいわ!というのが本意かな。


解説、いまどんな映像説明付け足し一切皆無。ご注意。

ケイト・ブランシェットのポエトリー喚起とともに

自然
人間
宇宙
微生物
CG

映像が無作為に
不連続に繋がっていく本作

まさしく壮大な自主映像でもある。

なかでも
火山なんかな?
溶岩の出来る瞬間みたいのが映るのだが(CGかわからづ)、マチャアキの「西遊記」冒頭の石がゴロゴロするシーンを思い出した。とてもおどろおどろしかった。

あと蟹の大群が出てくる。ゾンビかと思った。

調べるとやはりテレンスの昔からやりたかったらしく膨大な研究、メモから
映像を作りだしたいのもあったみたい。
なんで体内の映像らしきものがあるが、あれはCGなんかな!

本物なのかCGなんかみてるとわからなくなるけど

火山映像とかフツフツしてたり
岸壁とか
海底のおかしな魚介類とか
綺麗奇天烈なやつ
チョイソフトグロも微あり。

人間の映像は、テレンスが撮りだめした荒い映像が入り込む。アジアとか映るね。世界各所で撮ったようだ。

けどこれで
テレンスマリック!
やりたかった事をやったんだな感は、
すんごく伝わった。
リンチの「インランドエンパイア」のよう。


ほんと人間の小競り合いとかさ自分の悩みなんて
きっとね
ほんとね
宇宙的広大巨大視野からすると

ナンセンスな
微生物さ
なんかもな

なんて思いました。



さて
テレンスマリックのディスカバリーチャンネル、ネイチャーな時間旅行

ファンのみ
ぜひ


追伸
ある意味ブルーレイで欲しいかも!
ていうか
「地獄の逃避行」ってソフト化?してるんだっけ?もう一回みたい!

本日ブログそのまま投稿
LUKESIS

LUKESISの感想・評価

3.5
こういうの大好きだからよかったけど、映画としてはけっこー物足りなかった。
それでも映像は美しく心に響くものがある。
ゆうか

ゆうかの感想・評価

2.5
地球上の自然を写して行くのは、「ネイチャー」など他にもあったけれど、本作は生命の起源に着目して、生命誕生の過去にまで遡って、実写、CG織り交ぜられての不思議な映像作品に仕上がっています。
決して綺麗なだけではない、火山の噴火、隕石の落下からの爆発など、恐ろしいような瞬間も映されています。

ナレーターが、所々で「母よ」となにかの存在に呼びかけていって、話は進んで行きます。
要約すると「生命の生みの母よ、なぜ、最近は存在を示さないのですか?」ということらしいですが、「母=神」でしょうか?
神と表現すると、宗教っぽくなるから、「母」と表現したのかな?
自然は美しいが、醜悪な人間の出現で、生命が壊れて行っている。なぜ、隕石等落下させて、浄化しないのか?と、言っているように聞こえたナレーションでした。
この解釈が間違っていないのなら、しかし、「醜悪な人間」を表す時に、身体障害者や、有色人種の野蛮な祭り等を、意図的にザラザラした映像で見せるのは、どうなんだと思った。

綺麗なところの映像は気に入りました。
Reo

Reoの感想・評価

4.5
映像もナレーションも含めて全体の雰囲気がかなり好み
やっぱり映画館で観るべき作品だったな…それだけは残念
KozueSaito

KozueSaitoの感想・評価

2.4
妙な映像と音楽で最後まで観られなかった。

BBCとかの普通のドキュメンタリーの方がずっとおもしろいと思う。
Sat

Satの感想・評価

4.9
神、愛、生、死、時、音楽…

ここから何を捉えるかは、人によって全く異なるのだろうけど、
人生や、世界や、芸術や生活や…何でも、何かについて考えることがある人なら誰でも、この作品から得られるものは大きいと思います。

90分と、映画としては少し短めの作品ですが、とても濃く長い時間が流れます。(3時間は観ていたような感覚になりました)

筋書きやストーリー、明確な作為や意図が見える映画ではないので、
映画を観て、わかる、わからないとか語ったり、物語や筋書きが「面白いかどうか」や「退屈しないかどうか」といった基準だけで映画を捉える人、
映画をただ自分が「消費する」コンテンツとしか捉えていない人には、最後まで見通すことは難しいかもしれません。

ですが、映画に限らず作品に触れたとき、"作品と共に" あるいは "作品を媒介に" 感じたり、考えたり、共働する人にとっては、この映画は観る度にとても濃密な映画体験を与えてくれるだろうと思います。

この人の、(数多あるだろう撮りためた中から選ばれた)映像の見せ方、並べ方には、ハッとする瞬間が多くあり、魅きこまれました。
文化や、芸術、音楽でも例えば写真(構図や額縁、見せる順番等)でも、何かを自分なりに(他の評価や価値観によってでなく自ずから)見出したことがある人なら、きっととても面白く観れる映像の数々と思います。

ひとつだけ個人的に抵抗を感じたというか、引っかかったのは、
天にいる「神」と地にいる「私」を一つの線で結んだような
そんな感覚での語り(「母よ」等の、世界や時や摂理を誰か意思のある主体のように捉えた語り口)
に、キリスト教的、というか西洋文明的な捉え方を感じた一点なのですが、
それは監督の持つ文化背景によるもので、それを媒介にしなければ作り出せなかった視点であり作品であると思います。

もし気になっているけど迷っている方がいたら、一度観ることを強くお勧めします。
(眠かったら途中で止めればいいんです笑)

自分の言葉でこの作品について多くを語ることができず申し訳ないのですが、
ひとつだけ、昨日たまたまSNSで見かけた言葉が、とてもタイムリーかつ相応しいと感じたのでここに引用させて頂きます。
(※この作品についてのものではありません)

「生命体は、折々に転用と変容とを繰り返しながら複雑な構造をえてきたが、この精巧さに驚嘆した人々は『デザイナーが関与しているに違いない』と、創造主なるものを幻視した。これは古代や中世の話ではない。『デザイナーなきデザイン』や『アートマネジメントなきアート』を信じない人々は今日もいる。」
中島 智 (Twitter @nakashima001 )
Yu

Yuの感想・評価

-
繰り返される「Mother」ということば。
皆の母はひとつなのに、こんなにも多様な分岐を遂げた生命たちは奇跡としか言いようがないもの。
食物連鎖以外の枠組みで闘うことは、人間独特のものと言っても良いのだろう。原始の時代まで遡っても、人は闘うことを選んでしまっていた。

なんて考えることも出来たし、純粋に映像の美しさを楽しめる作品でもある。ぼーっと美味しい飲み物でも飲みながら眺めていたくなる。
Marin

Marinの感想・評価

4.5
何度も繰り返される
Mother...
という語りかけは
EarthかUniverseか
それともTimeに向けられているのか、、、
どれも違うかもしれないし、全部そうかもしれないし
yukari

yukariの感想・評価

3.5
ツリー・オブ・ライフを観てからテレンス・マリック作品に衝撃を受けてから興味を持ち、それから上映作品はだいたい映画館に足を運んでいるけれど、今作品はタイミングが合わずDVDでの鑑賞。


哲学的な事は理解が難しいけれど、生命の誕生と進化、未来や宇宙へと、スケールがハンパなく壮大で、映像美が素晴らしい!
まるで、ナショナルジオグラフィックを見ているよう。


あー、映画館で観ればよかったと後悔。
クラゲの漂うシーンや大きな滝がキレイで印象に残る
みーる

みーるの感想・評価

3.0
ストーリー云々は全くないけど、美しいの一言。
大きなスクリーンで観たかった。
母なる大地、母なる星という言葉の意味がよく分かるなぁと。
ケイト・ブランシェットの包み込むようなナレーションも良かった。
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