このレビューはネタバレを含みます
『セッション』すごく良いタイトルだと思いました。
どこまでが先生が意図したところかは分かりませんが、最後に主人公のあの演奏を引き出せたのは、先生のあの指導があったからこそだし、主人公がその指導に挫折しなかったからこそだと思うと、主人公にとってあの指導方法は正解だったんだと思います。
ただ、ああいった指導方法で自分に負けて人生をも捨ててしまう人がいるのも確かで、そこが難しいところだなぁと。
最近の教育を見ているとそのことを恐れて「good job(上出来)」で終わらせてしまっていることの方が多く、本当にそれで良いのか?と言うことも投げ掛けたい映画なのかなと思いました。
それだと結局社会に出て潰されるんじゃないか?と。特に厳しい業界では。
逆境の中でしか生まれないものってあると思うので、自分が耐えられるかは別として、私はこの映画すごく共感できました。