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セッションのcotaのレビュー・感想・評価

セッション(2014年製作の映画)
4.3
原題はwhiplashとのことで、まさに原題通り。これを日本語訳としてタイトルつけるのは難しかったろうな……。セッション、イメージとして楽器×楽器だけど、内容からして指揮者×ドラムか、もしくは師匠×弟子って部分をタイトルに持ってきた感じかな。
前評判通り残り10分間の演奏のためにある映画でした。圧巻。狂気。そんな単語が詰まった映画。腑に落ちない点はいくつか出てくるも、最後の演奏でどうでも良くなる。多分過去一圧倒されたラストシーンというか終わり方だった。
残念なのは家庭環境とか周りのメンバーとか先生の背景とか詳細に語られていないところ。ラストシーンは演奏として圧倒されたが、そうした想いの面も含めて多面的に観れるともっと感動要素も入ってきたと思う。ただ、そんなこと百も承知で2人の目線だけ描いているのかも。だからこその圧巻の演奏だったんでしょうか。
途中は間延びして退屈、ラストシーンでグッと盛り上がり、記憶に残る作品となった感じ。
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